学校日記

感動の卒業式 その3

公開日
2012/03/14
更新日
2012/03/14

学校だより

上の画像は卒業生代表の菅野菜々美さんの「答辞」の様子です。
 答辞では、「自分たちの家から学校に通い、自分たちの学校で卒業式を迎えられなかった悔しさ」や「全国からのご支援、家族や先生方に対する感謝の気持ち」、そして次のような決意が述べられました。
 
「ありがとう」という言葉だけでは表現しきれない感謝の思い。「頑張る」という言葉だけでは物足りない今の思い。私達ができることは、それらを、これからの行動や生きる力で示さなければならないのだと思っています。

 そして、後輩達に向けて、次のような言葉がありました。

 最後に一つ、心残りがあります。普通なら,生徒会活動や部活動を通して、私達から在校生の皆さんへ伝えるべきことを、十分に伝えることができなかったことです。私達が先輩方にしていただいたように、母校の伝統を守り引き継いでいく責任を果たせなかったことが残念でなりません。

しかし、在校生代表の西川茜衣梨さんによる「送辞」には次のようなことが書かれていました。(下画像)

 皆様は震災を言い訳にすることなく、これまで以上の活躍を見せてくださいました。皆様は様々な面で私達のお手本となり、よりよき道へ導いてくださる大きな存在でした。
 普段の何気ない生活の中から学ぶことも多かったです。当たり前のことを当たり前に、一生懸命行うこと。常に感謝の気持ちをもって人と接すること。友達思いでまとまりのあるクラスを作り上げていたこと。先輩方は私達の目標であり、一緒に過ごした日々は宝物です。これまでいつも支えてくださり、ありがとうございました。
 私達在校生は、皆様から学んだ事を忘れず、飯舘中学校のすばらしい伝統を受け継ぎ、よりよい学校にしていくことをお約束いたします。

 後輩達は懸命に努力する先輩方をきちんと目で追いながら、多くのことを学んでいたのですね。
 村や学校から離れても、飯舘中の伝統が引き継がれ、来年も今年に負けないすばらしい卒業式となることを信じています。